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2008年6月23日

[ライトノベル]ぶよぶよカルテット

[ライトノベル]ぶよぶよカルテット

さて、ぶよぶよカルテット。
フランス書院の美少女剣闘ラブコメ『サムライガール』のみかづき先生の作品。

こ、これは、やばい、びびっときた。

メロディラインが脳内で再生される。
文章からその情景が浮かぶ。

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みかづき 紅月

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音楽に対する知識が有る無しっていうのは、音楽をモチーフにした
小説であれば、ある程度左右されるかもしれないけど、
いや、面白い。
普通に音楽が頭の中で再生されてたよ。

音楽をモチーフにするっていうのは、知識がある人間が読んで、
あぁだこうだ言われたときのリスクが大きいと思う。
だけど、クオリティが高いのが多い。
きっちり調べてる。

カルテット、四重奏。
3人の天才に一人の凡人のようで凡人でない主人公が混じることによる化学反応。
そこから紡がれる物語は、混ぜても良かったはずなのに、
実は混ぜちゃだめーとか後から言われて、
それでも、最後には混ぜちゃっても大丈夫でした。
という、いや、ちょっとまてwという、天才達のお話。

感想とはまったく関係ないけど、
いわゆる『天才』っていう言葉が使われだしたのは、だいたい19世紀から20世紀の間と言われている。
なので、ダヴィンチは別に天才などではなくて、その時代であれば普通だったんですよ!

閑話休題。
音楽を文字で表すというのは、かなり難しく思えるが、
音楽って、たくさんの専門用語があり、それを駆使すれば、
いとも簡単に専門用語さえ、それさえわかれば情景が浮かぶ。
交響曲なんての第1楽章から第4楽章までだとすれば、それはだいたい構成も決まってるので、
どういったものなのかはタイトルから判別できたりする。
この作品、ちょっとした分析をしてみると、
4章形式でできてる。
これって、交響曲でいえば、すごい典型的な形。
まぁ、カルテット、四重奏の曲でもよくあるかな。

第1楽章。基本的には導入部で主題が提示される。そして、比較的速いテンポの曲が多いので、軽やかに進んでいく。

これが終わると、次はもちろん第2楽章だ。
緩徐楽章なんていうんだけど、ゆったりとした美しい音楽が多くて、だいたいアンダンテやラルゴっていうゆっくりめのテンポになる。

第3楽章に入ると今度はゆったりとした印象から、舞曲のリズムを用いて、楽しげでちょっとおどけたユーモラスな曲をもってくる。

終章である第4楽章、フィナーレは勢いがないと!というわけで、怒濤のように進む。アレグロとかプレストなんてテンポが指定されますね。

さて、ここにつらつらと交響曲の一番無難な構成を書いてみたけど、この物語、その典型例にそって進んでますw
のだめ読んでる人なんかだと、あれも比較的しっかり交響曲形式で作られてる物語なので、そういう観点で第1部、第2部、第3部と見直してみると面白いです。3部あたりなんかはあまーいラブコメですしねw

そして、重要なのはアンコール。
ほんとコンサートのアンコールのように、いいおまけでした。

今月の一迅社ではこれを一番推したいな。

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